20230624更新しました。
ブログ初心者は、PREP法の実践・練習で文章力を徹底的に鍛え、読者さんに分かりやすいブログにすることが重要です。
なぜかといいますと、ブログを内包するライテイングでは、まず「結論」から入ることを要求されるからです。
つまり、「読者さんは真っ先に答えを知りたい」といった読者ニーズを満足させる必要があるからです。
ブログ初心者は、分かりやすい文章にするために、PREP法の実践・練習で文章力を徹底的に鍛えることがまず重要です。
目次
- 1.PREP法は「結論」「理由」「事例」「結論」という4つの段落のロジカルライテイングの優れた型です。
- 2.PREP法で文章力を鍛える為の実践練習は新聞記事からとることが多いです。
- 3.私がPREP法で文章を書いて痛感しますのは、この「事例」のパラグラフが個人では実に薄っぺらくなりがちです。ここで差がつきます。
- 4.以下PREP法などの実践練習の3例です。
- まとめ
1.PREP法は「結論」「理由」「事例」「結論」という4つの段落のロジカルライテイングの優れた型です。
尚且つ、「結論」に関すること以外は一切書かないルールになっています。
「読者さんは、ブログを信望強く、最後の結論までは読んでくれない」という見解が
一般的です。
その対策として、最初の「先頭一文」の「結論」で読者さんにふりむいてもらい、興味を持たせ次の「理由」の行を読んでもらうように仕向けるわけです。
さらに「事例」で客観的な数字などの証拠で信頼を勝ち取り、最後の「結論」で納得してもらったり、行動に移させるわけです。
(最後までブログを読んでもらうためには、「先頭一文」の「結論」で読者にふりむいてもらい、「理由」「事例」「結論」まで読者さんの興味を引っ張れるだけの文章力をPREP法で鍛えないといけません。
2.PREP法で文章力を鍛える為の実践練習は新聞記事からとることが多いです。
なぜなら、記事自体が中学生レベルでも読みやすく、パラグラフライティングや物語などの文章の型にそって結論が自然に腑(ふ)に落ちるように書かれているからです。
私が良く新聞をPREP法の実践練習の題材に使うのは
「事例」のパラグラフです。
証拠、経験、数字、根拠、論文などです。
新聞記事はこれに、全精力を注いでいます。
たった1行を書くために、現地に飛び、キーマンに取材を重ねたりもします。
事実・真実を必死で集めます。
3.私がPREP法で文章を書いて痛感しますのは、この「事例」のパラグラフが個人では実に薄っぺらくなりがちです。ここで差がつきます。
逆に過去の経験や体験、調べ抜いた専門知識などの「事例」をふんだんに盛り込めると、かなり強力なPREP法の文章力になります。
個人的にはPREP法は事実・データー・数字や証言などから結論を引き出す科学的手法に近いかなと今は理解しています。
PREP法の実践練習には「事例」が豊富な新聞記事を拝借して、PREP法の実践練習の
題材にすることが多いです。
4.以下PREP法などの実践練習の3例です。
PREP法の実践練習の手法は下記のとおりです。
「結論」「理由」「事例」「結論」の型にどの文章やキーワードが入るかをまず割り振ります
「結論」を導きだします。
導きだした「結論」からはみでる余計な「理由」や「事例」を削除します。
最後に最初の結論と一致させます。
読者さんにとっての「ベネフィット」をもりこめたらBESTだとおもいますが、できていません。
事例1.<原文はPREP法ではないです>
「風景を読む」
「まちかど文化遺産機構」「向かい風の朝」
「関西3空港」
「時代のうねりを越えて」
加藤正文(敬称略) 神戸新聞より抜粋
「空港をイメージした歌はいくつもある。ターミナルのざわめき、発着案内、外国語のアナウンス...ロマンチックな歌が似合う空港だが、関西の歴史と現状を見ると一気に超ドライな世界に引き戻される
これほど激しく時代のうねりに揺さぶられたプロジェクトはそうないだろう。大阪伊丹空港の開港は39年、関西空港は94年、神戸空港は2006年
80年余に渡る空港史で最大の山場は1969年の大阪空港訴訟だろう。大型化、ジェット化に伴う騒音が生活環境を破壊し広範囲に恒常的に被害を与えた。周辺住民が国を相手取った訴訟は戦後の公害事件で初めて最高裁判決を受けた。その後の政策はこの地域の合意を軸に進んでいく。
高度成長期、増大する空港需要に騒音と狭隘の伊丹では対応できない。代替の大規模空港が必要だ。当時の運輸省などは候補地としてアクセスが良く国際港湾都市である神戸の沖を最有力とした。しかし公害反対運動が盛り上がる中、民意に押された形で当時の神戸市長宮崎達夫は反対を表明。74年の空港審議会は「大阪国際空港の廃止を前提として」その位置を「泉州沖の海上」とした。
関空は地盤が沈んだため工費が膨らみ、結果高い着陸料と巨額の累積債務となって経営を圧迫した。廃止のはずの伊丹は一転存続となる一方、神戸は阪神淡路大震災後の渦巻く賛否を越えて市営で誕生した。
関西3空港時代に入ったが、経営難、環境対策など課題が山積「3空港問題」と呼ばれるようになった。
2010年代になり風向きが変わった 。LCC (格安航空会社)の登場と民営化だ。ピーチやジェットスターなどがシェアを伸ばし飛行機が気軽に乗れる存在になった。民営化によって路線拡充や商業運営、地域連携に長けた空港オペレーターが参入、3空港は今関西エアポートの運営だ。
内外200の空港を訪ね、金融マンとして民営化に携わった芦明ドライブウェイ副社長「齋藤成人」は「かっては騒音を発生させる迷惑施設、地方財政を圧迫する施設だった。長く続いた負のイメージを払拭し、新時代に飛び立つチャンスが来た。」
関西空港は2本の滑走路で同時に離着陸ができる。コロナ前の19年度は発着回数19.6万旅客数2877万人。7割が国際線の旅客。今、水際の制限緩和を受け復便、増便が相次ぐ。
神戸空港では官民トップでつくる3空港懇談会で、万博の25年に国際チャーター便を受け入れ、30年前後に国際定期便の就航を合意。コロナ後を見据え、「公害のない」海上空港で国際需要を取り込む意思が感じられる。
大阪空港の運用時間は訴訟の成果である午前7時から午後9時まで。同9時、大気を震わすエンジンの轟音が消え、夜のしじまに穏やかな雰囲気が戻った。
民意は静かに地下に沈み、時にマグマのように噴出する。向かい風の歴史を刻んできた3空港は新しい朝、どんな飛行を見せるだろう。
<PREP法での実践練習文>
(結論)
関西3空港(伊丹、関空、神戸)は「騒音を発生させる迷惑施設、地方財政を圧迫する施設」から新時代に飛び出すチャンスを向かえている。
(理由)
なぜなら、2010年代に入り、lCC(格安航空会社)の登場と民営化で、社会の負の存在から風向きが変ったから。
(事例)
例えば、ピーチやジェットスターがシェアを伸ばし、飛行機は気軽に乗れる存在になった。
関西空港はコロナ前19年度は、発着回数19.6万回、旅客数2877万人、7割が国際線旅客。民営化によって路線拡大や商業運営や地域連携に長けた空港オペレーターが参入した。
3空港は今は関西エアポートの運営である。
神戸空港は25 年に、万博に合わせ国際チャーター便を受け入れ、30年前後に、国際定期便の就航の合意ができている(官民トップからなる3空港懇談会)。
コロナ後を見据え、「公害のない」海上空港で国際需要を取り込む意思が感じられる。
(結論)
向かい風の歴史を刻んできた3空港は、負のイメージを振りはらい、新しい時代へ飛びたとうとしている。
事例2.PREP法が不自然になる題材もあります。
無理をせず、たとえば論文の基本型であるパラグラフライティング法でためしてみる。
型にはまるとすんなりと伝えれそう。
「神戸新聞2022年10月29日土曜日夕刊」
「「焼きそばと中華そば同時注文が定番」
「麺+麺ひそかな明石名物」より抜粋
「テーブルに運ばれてきたものはなんと「焼きそば」と「中華そば」だった。「焼きそば」は太麺に数種類をブレンドしたソースをからめ、刻みキャベツと刻みねぎ自家製チャーシューがのる。中華そばはとんこつ味でチャーシュー、もやし、メンマ、刻みネギが添えられている。
いずれも400円と懐に優しいが、11月からは450円に上るという。70年以上続く明石駅南の「江洋軒」の沖谷さんは「物心ついたらありました。やすくて小ぶり。麺量はたぶん他店と変わらないが具がシンプル。でもご飯系がないので麺を両方たのむひとが出てきたんかな」とかたる。
「焼きそば」が来て時間差で「中華そば 」が到着.。麺の交互食いをしてみた。全然いける。ソース味と、豚骨スープ。脳内が混乱すると思いきや、いい気分転換に。味と食感が全く違うので 、ダブル麺にも飽きずに完食できた。」
パラグラフライティングの約束事は各パラグラフの先頭は必ず結論を書く。
結論を補強する文章以外の余計なことは書かない。
各先頭文を繋げればようやくになるはず
欧米では常識のライティングの型らしいです。私はしらなかったですが
要約です。
テーブルに運ばれてきたものはなんと「焼きそば」と「中華そば」だった。
いずれも400円と懐に優しいが、11月からは450円に上るという。焼きそば」が来て時間差で「中華そば 」が到着.。麺の交互食いをしてみた。全然いける。
事例3.2022年10月31日月曜日神戸新聞夕刊
「元寇の謎解明に期待」より抜粋
佐々木蘭貞(敬称略)
うみの考古学ラボ代表理事
帝京大学准教授
<パラグラフライティング>
「歴史の授業で必ず習う元寇だがいまだに謎が多い。
10年ほど前、元寇終焉の地として知られる長崎県松浦市の鷹島沖から、沈没船発見のニュースが報じられた。
元寇の謎を解く手がかりになるのではと期待が高まっているが、現在船体は海底に埋め戻して保管している。大きな遺跡に注目が集まるが私は何気ないものにも注目したい。
鷹島の海底から薪と思われる木材が多く出土している。
この単なる棒状の木材のほとんどがマツであった。マツの木は多少濡れていても着火しやすいため船上での使用に適している。
しかし、煙が多いのが難点であると言われている。
いや煙が多いからこそ狼煙に使った可能性はないだろうか?航海技術や海図も未発達の時代、数千隻の船がひとつの場所を目指す。
熟練した航海士を乗せた船が先陣を切り、残りの船はその煙を目印にしたのか。確かな証拠はないがそんなことも想像できる。
小さな遺物、例えば陶磁器類、兜や矢束、そして世界初の炸裂弾ともいわれる「てつはう」などが発見されている。
まだまだ研究すべきことは多くある。」
まとめ
ブログ初心者は、PREP法で、文章力を徹底的に鍛えることがまず重要です。
私が良く新聞をPREP法の実践練習の題材に使うのは「事例」のパラグラフです。
証拠、経験、数字、根拠、証言などです。
新聞記事は実に「事例」に、全精力を注いでいます。
たった1行を書くために、現地に飛び、キーマンに取材を重ねたりもします。
事実・真実を必死で集めます。
私がPREP法で文章を書いて実感しますのは、この「事例」のパラグラフが実に薄っぺらくなりがちです。
したがって結論が取ってつけたようになります。
逆に事例が豊富でしっかりすれば説得力のあるPREP法になります。
ブログの良し悪し、説得力、専門力などブログのレベルの差はことPREP法に関しましては、どれだけたくさんの事例を普段の努力で自分の引き出しに貯めているかの差ではないかと思います。
PREP法についてもう少し詳しくお知りになられたいかたは下記URLをクリックしてみてください。
記事タイトルは「最初のつかみが全て。PREP法で一気に最後まで流す文章力。あれも知ってる、これも書きたいとういう感情は抑えましょう」
https://blog.hatena.ne.jp/nao15-0/nao15-0.hatenablog.com/edit?entry=4207112889917604735
最後に自己紹介させて下さい
NAO15-0といいます。
法人の営業を25年経験しました。
経験から学んだことは、情報を物に変え物をお金に変えれることです。
営業経験者のフイルターを通して、情報の宝庫のブログを分かりやすく綺麗に伝えられるスキルを独学中です。
スキルの実践・練習を通じ「気ずいた事」や改善点を、私同様「ブログ」の質の向上を目指すあなたとシェアーしたくこのブログを運営しています。
どうぞあなたのお力をおかしください。
最後までお読みいただきありがとうございました。