20230624更新しました。
PREP法は、論理的で説得力のある文章が書ける型です。
読者さんの「検索意図に対する論理的な解決策を明確に答えた」説得力のある文章になります。
しかし、読者さんが知りたいのは「実際にどう動いたから解決できたのか?」
「どう動いたらよいのか」といった疑問に対する答えが知りたい場面もあるのではないでしょうか?
PREP法には「行動」の回答がないのです。
なぜなら、「結論」「理由」「事例」「結論」の型の中に「実際にどう動くのか」のテンプレートがはいっていないからです。
確かに、「検索の意図に対し論理的に明確な解決策をしめしており納得した。」
「しかし、実際にどう動けば結果が出せるのか?」
といった「動きたい読者さん」の疑問に答える型は、PREP法には用意されていません。
エモーシャルライティングのPASONA法の型には「 読者さんに動いてもらうための」ACTION[行動]という型があります。
しかし、折角、ロジカルライティングのPREP法で、誰が読んでもわかりやすい文章にできる優れた型があるのですから、創意工夫で、この欠点を補えたら鬼に金棒ですよね。
但しあらゆる場面に必要というわけではありません。
読者さんに動いてもらいたい時に限り、最後の決め手の場面で「動きにつながる型」を追加した方が、わかりやすい自然な動線になるのではないかとおもいます。
必要な場面はどのような場面かといいますと下記の通りです。
解決策には納得した。ところが「具体的にどう動いたら解決するのか?」、「解決した実例や実績はあるのか?」「動いた結果どういったベネフィットをもたらしたのか?」といった疑問が生じそうな時です。
なぜかといいますと、文章は「誰に向かって書くのか」が重要です。その際ペルソナを設定し、語りかけるようにかきます。
文章に対するペルソナの反応(疑問)を先回りしながら書く必要があるからです。
ペルソナが解決に向けて結論の次に行動を知りたければ書く必要が出てきます。
PREP 法には「行動」 を記入するテンプレートはなく、具体性が欠落した解説記事になりがちです。
場面によっては具体的に行動できる「方法」を追加する必要があります。
1つの記事のなかで書き手の希望通りうごいてもらえるなら、ロジカルライティングのPREP法の流れから「行動」に向けての動線を引くほうが自然で便利ですよね。
具体的な「実例」(実行出来そうな経験談など)も追加すると「行動」するきっかけにもなります。
場面によっては、PREP法に具体的な「行動の方法」と「実績・実績」を付け加える型にする必要があります。
目次
- 1.人には、4つの「経験学習モデル」(デイビッドコルブ)があります。
- 2.PREP法は「わかりやすい、理論的な文章の型」ですが、「具体的な行動をおこせる型がない」という弱点を持っています。
- 3.例えば、PREP法+行動を促す型を追加する
- 4.PERSONAの4つの経験学習モデルの把握が必要になります。
- 5.各サイクルに応じた動き方の伝え方
1.人には、4つの「経験学習モデル」(デイビッドコルブ)があります。
経験を繰り返すことで人は成長し、経験を知識に変えていくからです。
①具体的体験
1段と高い経験をすることが必要です。
研修後の初めての業務体験。
文化の違う海外での勤務体験など。
②内省(体験への成功、失敗は問いません)
「このアプローチで良かったか」の自問自答や反省をします。
「他にもっと良い方法がなかったか」の自問自答と改善策を書き出します。
「何をやっていくべきか」の自問自答と気づきいた点(「気づき」)と応用策を書き出します。
③他の分野の次回の体験にも使えそうな「気づき」の概念化と抽象化をします。
内省で得た「気づき」をほかの場面に共通して利用できないか考えます。
④実践
「気づき」で得た仮説を試し、さらなる改善点や新しい課題をみつけていきます。
①②③④のステップのサイクルを実行することで経験が知識に変換されていきます。
自身で経験し、失敗や成功を分析し学びとし、次回に学びから得た「気づき」を実践することで、成長していくサイクルができます。
2.PREP法は「わかりやすい、理論的な文章の型」ですが、「具体的な行動をおこせる型がない」という弱点を持っています。
「あ〜なるほどわかりました。」 で終わるのです。
行動してもらいたい場面では、PREP法の型にプラスして、PERSONAがどの成長過程で立ち止まっているのかを踏まえた上で、「行動するためのより具体な方法」と「行動の実績、実例、ベネフィット、証拠」を示し、最後に3回目の「結論」を追加する必要があります。
なぜ3回も「結論」が必要かと申しますと、人は「結論」を忘れやすいからです。
3.例えば、PREP法+行動を促す型を追加する
( 結論)PREP法なら読み易い文章になります。
(理由)なぜなら、読者さんは真っ先に結論をもとめているからです
(事例)PREP法は結論→理由→事例→結論の型です
(結論)PREP法の型にそって文章を書けば、誰もが読みやすい文章になります。
(行動できる方法)ここに、PREP法のテンプレートがあります。
これにそって書いてみてください。
(証拠)テンプレートを使った文章と従来の文章を見比べていただけませんか?どちらが読みやすく書きやすいかおわかりでしょ
(結論)テンプレートを使ってPREP法で文章をかかれたら誰にも読みやすい文章に簡単になりますよ。
実際にPREP法をつかってもらう=行動してもらうためには「方法」と「証拠」と「結論」の型がプラスされなければいけません。
ひとは「読まない」「信じない」「動かない」の3つの壁があるからです。
理論的に納得し、証拠も信頼にたる。
しかし「動いてくれない」最後の壁があります。
従来のPREP法だけでは、この壁はやぶれません。
これには、万人に対して対策を打つのは不可能です。
たった一人の人格を持ったPERSONAが必要です。
4.PERSONAの4つの経験学習モデルの把握が必要になります。
①具体的体験
②内省
③概念化
④実践
体験→成功または失敗→内省→気づきと概念(コツ)→ノウハウ→試す→気づき→実践
の4サイクルのどの位置にペルソナがいるのかの理解と把握が必要です。
5.各サイクルに応じた動き方の伝え方
①PERSONAは何故動いてくれないのでしょうか?
まだ動いてないけど「動く理由がわからないから動かない」。
→動くこと自体の必要性・メリットの説明不足です。
なぜ動くとメリットがあるのかの説明不足だからうごいてくれません。
なぜ動かないとデメリットになるのかの論拠をしめせてないのから動かないのです。
②PERSONAは何故信用してくれなのでしょうか。
PERSONAは既に動いて、成功、失敗の体験をしております。体験から得た試行錯誤のなかで、ある程度の反省や気づきもえています。
→動く方法自体にメリットの根拠があるのか、うまくいくのか?信用出来ない。証拠をみせてほしい。
なぜそうなるのかの仕組みを教えてほしい。
③PERSONAは動く方法がわからない
動きたいけど方法がわからない
PERSONAは、方法の仕組みや証拠は理解できました。
この概念をどう行動に活かしていくべきか?
→いつ、どこで、なにをどうしたらいいのか具体的な手順の説明不足です。
具体的な、行動出来るテンプレートが必要になります。
④PERSONAは動いたあとどうなるのかを実例で知りたい。
すぐにでも動きたいけど結果がすぐ知りたい。
→行動したあとの成果の説明不足です
「 方法」「証拠」「結論」はペルソナの経験値によって、証言、数字データー、口コミ、体験談、など客観的、具体的な根拠が必要です。
ただの机上の理論だけではPERSONAは動いてはくれません。
かつPERSONAが自分でも簡単に実行できるような、方法であることも大事です。
理想論では動かせません。
従来のPREP法では「なるほどいいたいことはわかりました。」までの型になりがちですが。
では、「実際にどうしたらいいんでしょうか?」というペルソナの具体的な行動のとり方や方法の問いかけに対しては、やはり実例や証拠を上げて、行動の具体的な「方法」と「証拠」と「結論」をPERSONAに示す必要があります。
まとめ
PREP 法には「行動」 を記入するテンプレートはなく、具体性が欠落した解説記事になりがちです。
「あ〜なるほどわかりました。」の机上の空論 で終わるのです。
行動に移させる必要がある場面によっては、具体的に行動できる「方法」の型を追加する必要があります。
セールスライテイングのような他の記事にリンクさせるより、1つの記事のなかで
書き手の希望通り動いてもらえるなら、ロジカルライティングのPREP法の流れから「行動」に向けての動線を引くほうが自然で便利ですよね。
最後に自己紹介させて下さい
NAO15-0と申します。
法人の営業を25年経験しました。
経験から学んだことは情報を物に変え、物をお金に変えれることです。
営業経験者のフイルターを通して、情報の宝庫のブログを分かりやすく綺麗に伝えられるスキルを独学中です。
スキルの実践・練習を通じ「気ずいた事」や改善点を、私同様「ブログ」の質の向上を目指すあなたとシェアーしたくこのブログを運営しています。
どうぞあなたのお力をおかしください。
最後までお読みいただきありがとうございました。