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美しく魅力的な文章の書き方をブログで実践中です

SEO対策 ㉛ 同じ言葉でも、並べる順序で人の判断が変わる「初頭効果」と「終末効果」は実証済み。

      

SEOライティング

20230625更新しました。

読者さんに、どうしても伝えるべき言葉や文章は「冒頭一文」で真っ先に使いましょう。

さらに最後の「まとめ」にも冒頭と同じ言葉や文章で念押ししましょう。

社会科学実験で、人は最初と最後の情報に引きずられる傾向があるからです。

心理的効果には、「初頭効果」と「終末効果」があります。

「初頭効果」は第一印象は後々まで影響を及ぼす、という心理効果であります。

「終末効果」は人は最後に与えられた情報に左右されやすい、という心理効果をいいます。

2つの心理効果は実験で立証されています。

どちらがマーケティングに有利な理論かはきまっておりません。

これらの理論を踏まえ、読者に振り向いて、最後まで共感をえられるように「冒頭一文」と最後の「まとめ」には、どうしても伝えるべき言葉や文章を使いましょう。

 

目次 

1.初頭効果と終末効果の意義

「初頭効果」と「終末効果」の実験結果を理解しましょう。

心理的効果を使えばブログに、より深みや厚みが加わると思います。

関心のなかった読者もひきつけれます。

「どうしても伝えたい言葉の効かせどころ」の箇所がわかってきます。

2.初頭効果とは

人物や物事の第一印象が長期にわたって残るのは、「初頭効果」の影響であります。

ポーランド出身の心理学者であるソロモンアッシュが1946年に「印象形成の実験」 で提唱したと言われています。

実験の結果は、同一人物を紹介する文章の「形容詞の順番」を変えただけで、受け手の印象がガラッと変わったということです。

ポジティブな言葉から先に並べて紹介した場合:明るい→素直→→頼もしい→用心深い→短期→嫉妬深い

ネガティブな言葉から先に並べて紹介した場合:短期→用心→深い→頼もしい→素直→

明るい

同じ人物を同じ内容の文章で紹介しても、ポジティブな形容詞から先に並べた文章からは、ポジティブな人物の印象をうけたそうです。

同じ人物でもポジティブな言葉を先に説明すると良い印象を与えることを「初頭効果」と呼んでいます。

最初に「おもしろそう...」と思われなければ読者は興味を失ってしまいます。 

「最初に身を乗り出すようなポジティブな結論」を提示することで、次は「何を言ってくるのか」と振り向いてもらえる可能性が高くなります。

「冒頭一文」で相手の興味を引かないと、読者に去られます。

あとの内容がどれだけ素晴らしくても、もう伝わらないということです。

「初頭効果」 を利用する場合は、最初の一文で、関心のない相手にどう訴えれば振り向いてくれるのかを研究すことが大事です。

冒頭一文でポジティブな情報を提供することによって、先方に良い印象を持ってもらい次の行につなげましょう。

関心の低いユーザーに、最初に「 一番重要な情報やメッセージを出す」ことで相手の関心をつなぎとめる。 

出し惜しみすると次はありません。

いくら、力作で内容が素晴らしくても徒労に終わります。

いかに次につなげるためかの「最初の一文」は一行にすぎません。

しかし、ブログ全体の今後のゆくえを決める一行です。

第一文で読者の心をつかみ、次のステップに繋げましょう。

多くの人は、人や物事を第一印象で決めてしまう傾向があります。

関心のないユーザーには、最も強調したい「このブログの強み」を相手に伝えることが大事です。

最初に与えられたポジティブな情報で、後々の印象が決定されやすいという心理的効果を狙うべきです

3.終末効果とは

初頭効果とは反対に、「終末効果」と言う

心理効果があります。

「最後に与えた情報でその印象が決定されやすい」という心理的効果であります。

これはアメリカの心理学者 NH アンダーソンが1976年に発表した実験結果です。

実験は模擬裁判を行い、陪審員と検事側にそれぞれ6つの証言を用意させた。

裁判は二通りの証言の提出方法で進められた。

最初の証言の提出方法

それぞれ2証言ずつ提出する。

弁護側証言2→検察側証言2→弁護側証言2→検察側証言2→弁護側証言2→検察側証言2

もう一つは手持ちの証言をすべて提出する

弁護側証言6→検事側証言6

模擬裁判の結果はどちらの方法でも最後の証言を提出した検事側が勝利したということでした。

人は複数の情報をもとに判断する際に最後に与えられた情報に左右されやすいというという結果であります。

4.まとめ 

「 初頭効果」と「終末効果」はマーケティングにどちらが優位かといった、優劣はついておりません。

一般にはユーザーの関心が低い場合は「初頭効果」、ユーザーの関心が高い場合には「終末効果」を使い分けるのが大事ということになっております。 

ライティングスキルの型であります「PREP法」や 「SDS法」も最初に「結論」 ありき。さらに最後に「結論」ありきです。

「初頭効果」と「終末効果」の実験結果をふまえ、「冒頭一文」と「最後」の「ひとこと」を粗末にあつかってはいけません

「たった1行、されど1行」であります。

 

最後に自己紹介させて下さい。

nao15-0ともうします。

法人さん相手の営業を25年経験しました。

営業経験から学んだことは、情報を物に変え、物をお金に変えれるということです。

情報の宝庫の「ブログ」で、私の思いをやさしく綺麗に伝えられる「ライティング」をメインテーマにし、色々なライテイングスキルを独学中です。

私の「ブログ」の特徴は、スキルの実践・練習にあります。解説書ではありません。

私同様、「ブログ」の質の向上を目指すあなたと、試行錯誤しながらつくりあげていく「ブログ」です。

どうか、あなたのお力を私におかしください。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。