春を待つ枯れた柿の木
訪れるものは
竹林をわたる風のささやき
上弦の月が僅かに漆黒の闇夜を照らす、
静寂に包まれた庵。
武を捨て文に賭けた去来の師との僥倖
讃えるべきは一条の光り
得たものは侘び寂びの世界
粗末な庵は、去来の覚悟を映す鏡。
上弦へと移り変わる月の姿は、
去来の俳句への想いを照らす。
削ぎ落とせ、なにもかも
時空を超えろ十七文字への想い
〜岩鼻や
ここにもひとり月の客
去来抄〜
[引用]
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