20231003更新しました。
この記事は、25年のビジネス経験を通して、ビジネス文章の魅力を引き立てる為のパラグラフライティングの書き方のコツを例文を交えながら徹底解説しています。
文章を介した
ビジネスコミュケーションに必要な要素や、読み手の心を掴(つか)むライティングテクニックを身に付けてビジネスを成功に導きましよう。
従来のやり方では上手(うま)くいかなかった場合に。少しだけ視点を変えてみてください
そのヒントがパラグラフライティングの書き方のなかに有ります。
ビジネスメールの書き方がわからない
社内文章は途中で筆が止まり、億劫(おっくう)だ
ビジネス文の書き方の解説書は堅苦しい。
例文から簡単に書けるコツを知りたい。
こんなことで、悩まれてませんか
悩まれて当然です。
何故かともうしますと、書く相手が千差万別だからです。
100％これで大丈夫というビジネス文章の答えは有りません。
でも、ビジネス文章にはシンプルな型とコツはあります。
文章の型を身に付けて後はあなたのオリジナリティを加えていくだけです。
万巻のビジネス書を読まれても100％の答えは返ってはきません。
営業経験者から申し上げられることは、簡単な練習と実践(アウトプット)で摑（つか）んだ型とコツを使い、読み手の気持ちになれば、自分なりの魅力的なビジネス文章は自信を持って書けることです。
ただ最低限度の文章の型はあります。
型を身に付ければ、オリジナリティのある魅力的なビジネス文章がかけます。
- 1.ビジネス文章の書き方のコツを例文で解説します
- 3.論理的に書く為の、パラグラフライテイングのルールを5つ押さえましよう。ひな型にもなります。
- 4.論理的に筋道の通ったパラグラフライティングはアウトラインが命です。
- 5．パラグラフライティングが論理的な意味のおさらいです。
- 6.読みやすい文章にする為に、読者ファーストの観点からパラグラフライティングの型と文脈を考え、推敲(すいこう)します。
- 7.アウトラインの活用で、論文などの長文の書き方が向上します
- まとめ
1.ビジネス文章の書き方のコツを例文で解説します
[お客様への営業担当者からのビジネスメールの例文]
ヘッドライン:[新勤怠システムの弊社の強みについてご案内させていただきます]
◯◯株式会社
勤怠システム開発グループ
グループ長
◯◯
拝啓 貴社益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
さて、ご質問頂きました弊社の「勤怠システムの特徴」につきましてご案内させていただきます
同業他社様とは違った点を5点に絞り、弊社のシステムの強みを、ご紹介させていただきます
敬具
記
1.貴社のニーズに合わせた高度なカスタマイズが可能です
2.従業員様が簡単に勤怠情報を入力できる使いやすさを重視しています
3.管理者様は直観的なインターフェースを通じ、勤怠情報の分析とご判断が可能です
4. 携帯電話からも勤怠情報の入力が可能なため、承認案件を迅速化できます
5. 勤怠情報は、モバイルで災害時の安否確認に転用でき、管理者様が迅速に対応できます
以上です
弊社は、 導入後のアップデートと改善に力を入れております
勤怠システムを貴社のニーズの変化に合わせて進化させていくことができます
このアップデートが弊社と同業他社様との一線を画す最大の強みです
例文では、トピックセンテンス（要約文）のみを繋いた5行にしています。
補強文(トピックの理由や証拠)は入っていません。
必要ならトピックセンテンスの補強文（理由や証拠）を一行ずついれます。
トピックセンテンスと補強文で１つのパラグラフになります。（話題文の纏まり）
トピックセンテンスが各パラグラフの先頭文になります。
例文のように、各トピックセンテンスを繋いで、矛盾なくキッチリと繋がっていれば、アウトライン（要約文）が完成しています。
後は、何度か推敲(すいこう)して誤字脱字なく、過不足なく要約が伝わっているか確認してください。
ヘッドラインの「新勤怠システムの弊社の強み」が最も伝えたい事です。
メール文の要(かなめ)です。
コツは
①ヘッドライン(結論)
②見た目をスッキリ(ビジュアル重視)
とさせることです。
ビジネスシーンでは、「結論ファースト」とスピード感と見た目(清潔感)です。
内容と同じくらい見た目は大切です。
その理由は、ビジネスメールの情報の洪水の渦中におられる方は、数あるメールの中から無意識に優先順位をつけざるをえないからです。
見た目をスッキリさせた読み手への心理効果は
「読んでみようか」
「読みたいな」
「読んで分かりやすかったな」
「返事して（コミュニケーション）みようかな」
と一目惚(ひとめぼれ)させることです。
ビジュアルが悪いと、読み手にストレスを与えます。
魅力的なビジネス文のコツはスッキリ感・清潔感（見た目、バランス）のあるメールです。
見た目優先なので、書き手は、こんなに少なくて大丈夫かなと不安で物足らないです。
でも、一度に全てを解決（売り込み）しようとおもわないでください。
スッキしたメールで、見た目の印象を良くし好印象を与えて、コツコツとチャンスを繋いでいきましょう。
(2)社内報などの寄稿文の書き方のコツを例文で解説します
年に１回は依頼が回ってくる「社内報のコラム」の寄稿文
[パラグラフライテイングの例文]：テーマ「読書の大切さについて」
読書は人間形成にはとても役立つ大切なものです。
なぜなら、様々なジャンルから知識や思考力を吸収でき視野を広げることができるからです。
例えば知識の深耕により、新しいアイデアや視点を得ることができます
人の感情を推し量りながら豊富な語彙力でコミュニケーション能力を高めてくれます。
疲れた時に気分転換もはかれ、心の健康維持にも役立ちます。
このように、読書は人間性を豊かにし魅力ある人間形成に役だちます。
【本論】
(1)文学作品を読めば、感情や人間の心理を探求することができます。
文学作品は登場人物の感情や、心情を詳細に描写してくれます。
読み手は、文学作品を通じ他人の感情を理解し共感する疑似体験ができます。
恋愛の情熱や苦悩は私達の心を時には締付けます。
内面の葛藤を描いた人間模様を描いてくれます。
倫理的・道徳的な問題への考察力が鍛えられます。
文字間を読み解くことで、創造性や想像力を刺激されます。
文学書には言葉の美しさがあります。
物語を通じて登場人物の感情の起伏に出会えます。
相手の気持ちを思いやる思考力は、コミュケーションに必要な、表現力や洞察力を高めてくれます
(2)科学書は、複雑な概念や現象に対する理解力を高めてくれます。
特定の専門分野の知識が高まります。
帰納法的な思考による問題解決のスキルが向上します。
例えば、新しい専門知識、概念の拡充ができます。
証拠・データーから結論を出す批判的、帰納法的思考力が鍛えられます。
情報の整理と帰納法的な思考により、より複雑で、専門的な概念の構築ができるようになります。
複雑な概念や情報の整理とより、さらに高度な概念の構築能力を高めてくれます。
(3)歴史小説では、過去の文化や出来事から現代にも活かせる洞察力を提供してくれます。
歴史小説は、特定の時代や文化をリアルに描写してくれます。
読み手に特定の時代の社会習慣や道徳、価値観を提供してくれます。
特定の時代を背景とした、政治、経済、文化についての洞察力や判断力を提供してくれます。
登場人物の関係や社会の複雑性をリアルに描写してくれます。
人間性や社会的問題に対する洞察力がきたえられます。
過去の出来事と現代の問題の類似性を探ることができ、歴史の繰り返しから教訓を得る事ができます。
このように歴史小説は特定の時代を背景とした、
政治、経済、文化についての洞察力や判断力を提供してくれます
(4)豊かな語彙(ごい)や表現力をふやすことができます。
様々なジャンルから知らなかった新しい語彙や言い回しを発見できます
文脈や行間から、適切な言葉の意味や使い方を理解できる文章力が高まります
色々な作品から、表現の多様性、を理解し自分の表現力を豊かにできます
読書を通じて想像力が刺激され、新しい言葉や表現を使い自分が伝えたいイメーッジを創造できる能力が向上します
語彙の増加は表現力の増加につながります。
新しい言葉を学び、それを文章やスピーチで使用することで、より精緻で魅力的な表現が可能になります。
読書は言葉の世界を広げ、表現力を向上させてくれます
様々なジャンルの作品を読むことで、語彙や表現力を発展させます。
コミュニケーションや創造的な表現のスキルが向上します。
(5)疲れた時に気分転換もはかれ、心の健康維持にも役立ちます。
日常から違った世界に切り替わる為、日頃のストレスや緊張感から解放されリフレッシュできます。
このように読書は人間形成にはとても役立つ大切なものです。
様々なジャンルから知識や思考力を吸収でき視野を広げることができます。
また心の健康の維持にも寄与してくれる大切なものです
文章の構成はSDS法の3段にしています。
それぞれの段落をパラグラフライティングの型で書いています。
コツは、必ずそれぞれのパラグラフの先頭文には、真っ先にTOPIC（要約）を入れるということです。
先頭1文の次にくる各行は、あくまでもトピックセンテンスを補強する、理由や証拠や事例やデーターなどの文章です。
読み手が忙しい場合には、各先頭文だけ読めば文章が繋がるように、各パラグラフの先頭1文に全てを賭けてください。
全文は読んでいただけないと予想されたら、各段のTOPIC（要約）をつないで、メールなどで伝えます。
読み手の立場に立ってビジネス文は作成します。
いくら銘文でもビジネス文書は、読み手の立場を考えて１分しか読んでいただけないと予想すれば、極力短い要約文にします。
パラグラフライテイングは先頭文を繋（つな）げれば要約文になります。
【序論】：「Summary（要点）」:「要約」を真っ先に述べます。
読書は人間形成にはとても役立つ大切なものです。
【本論】：「Detail（詳細」:
「理由」をのべます
「事例」をのべます
「証拠」をのべます
(1)文学作品からは、感情や人間心理を学べます。
(2)科学書は、複雑な概念や現象への理解力を高めてくれます。
(3)歴史小説では、過去の文化や出来事から現代にも活かせる洞察力を提供してくれます。
(4)豊かな語彙(ごい)や表現力をふやすことができます。
(5)疲れた時に気分転換もはかれ、心の健康維持にも役立ちます。
【まとめ】：「Summary（要点）」:最後に同じ「要約」で締めくくります。
このように読書は人間形成にはとても役立つ大切なものです
例文の文章の構成はSDS法で書いています。
・Summary：要約
・Detail ：詳細
・Summary：要約
の頭文字を取った文章の型です
【 序論】の先頭の行が「トピックセンテンス」です。
【本論】の見出しの行（１）～（５）が「トピックセンテンス」です。
【 まとめ】の先頭の行が「トピックセンテンス」です。
「トピックセンテンス」を繋ぐと例文のテーマの【読書は大切なもの】の要約文になります
[要約文の例文」
読書は人間形成にはとても役立つ大切なものです。
文学作品を読めば、感情や人間心理を探求できます。
科学書は、複雑な概念や現象への理解力を高めてくれます。
歴史小説では、過去の文化や出来事から現代にも活かせる
洞察力を提供してくれます。
読書は豊かな語彙(ごい)や表現力をふやすことができます。
疲れた時に気分転換もはかれ、心の健康維持にも役立ちます。
このように読書は人間形成にはとても役立つ大切なものです
要約文が自然に繋（つな）がっていれば、アウトラインは、完成です。
パラグラフライティングは論文などの長文に向いています。
長文でも、短時間でノーストレスで文章全体の趣旨(しゅし)を把握できます。
パラグラフライティングの文例などで、文章の書き方を学ばれると、あなたの文章は簡単に改善します。
パラグラフライティングのトレーニングで、あなたの文章力は劇的に向上します。
何故かと言いますと、パグラフライティングの型が論理的な構成で、できているからです。
ゼロから文章を考える練習や書き方ではなく、パラグラフライティングの型を理解し、型を真似（まね）て、型に嵌め（はめ）て書くだけです。
これからは、あなたは
パラグラフライティングのシンプルな文章の型に嵌(は)めて書けばよいだけです。
文章の構成に悩む必要はなくなります。
シンプルな型に嵌(は)めて文章を書くと、読み手に「要約」が真っ先に伝わります。
読み手は、「要約」を先ず頭に入れてから、「理由」や「証拠」文を読んで行きます。
要約文をあらかじめ把握できるため、最後までノーストレスで筋道（すじみち）の通った読みやすい文章として文章全体を理解できます。
各話題文(パラグラフ)の先頭文(トピックセンテンス)を繋(つな)いだ文章が、筋の通った（アウトライン）文章になり、読み手の心を鷲掴（わしずか）みにします。
- 但し、「トピックセンテンス(要約文)」と関係のない「理由」や「証拠」は書かないで下さい。
- 「話題文(パラグラフ)」の最後には、「話題文(パラグラフ)」を短文にして1段落で終わらせたい場合は「要約(トピック)」の内容を、さらに理解してもらうために必要なら、「結論」を最後に書いて下さい。
- 但し、「結論」は「先頭文(トピック)」と同じ内容にして下さい。
- 1括(くく)りりの「話題(パラグラフ)」で終わらず、複数の「話題(パラグラフ)」が必要な場合は、文章全体の文脈の流れを考えて下さい。
- 各段落ごとに「話題(パラグラフ)」の最後に「結論」を入れることで、文脈が不自然になるなら、無理に「結論」で「話題文(パラグラフ)を締めなくてもかまいません
- 何故かといいますと、同じロジカルライティングの文章の型でも、1段落ごとに必ず「結論」を最後に入れないといけない、「SDS法」や「PREP法」と同じ文章の型になってしまうからです。
- 長文でも文脈を大事にできる、パラグラフライティングの良さを消してしまうからです。
- 以上で1括(くく)りの話題文(パラグラフセンテンス)が終わります。
もう１つ別に、テーマに関連のあるトピック(要約)がある場合は段落を変えて、もう１つの別の一括(くく)りの「話題文(パラグラフ)」をつくり、先頭の行に「要約」(トピック)文を書いてください。
そして、必要とあなたが判断されればその「理由」、「解説」、「証拠」の補強文を書いて下さい。
これで、2つの目の話題文(パラグラフ)ができあがりました。
3つ目の「話題文(パラグラフ)も同じ考え方で、段落を変えてつくっていくだけです。
3つ目の「話題文(パラグラフ)」が、文章全体の「結論」に当たる「話題文(パラグラフ)」に当たり文章全体を終了させたい場合は、
- 「要約」
- 「理由」
- 「証拠」
- 「結論」(要約と同じ)
のパラグラフの構成にして、「結論」を最後に入れて下さい。
但し、
「結論」は「要約)トピック)」文の内容と違ったことは書かないで下さい。
あくまでも、「要約文(トピック)」を補強する為の「結論」の文章に徹して下さい。
「話題文(パラグラフ)」が増え、長文になった場合や成りそうな場合は、１つのテーマ(ゴール)に向かって各「話題文(パラグラフ)」を論理的につじつまがあい、筋道が通るように修正しながら繋(つな)げていってください。(アウトラインの設定といいます。)
アウトラインは、論文などの各「話題文(パラグラフ)」を論理的に繋(つな)げる筋書きにあたります。
- 「序論」
- 「本論」
- 「結論」
の三段階が基本型です。
ツイッターやメールなどの、1括(くく)りの話題文(パラグラフセンテンス)で十分トピック(要約)を伝えられる短文の場合はアウトラインは不要です。
この到(いた)ってシンプルな型で、あなたの文章力は劇的に変わり、読み手にも分かり易い、読みやすい文章になります。
もうお気ずきかとおもいますが、ビジネスシーンでは、今まで習ってきた「起承転結」法では「結論」を最後まで待っていただけない方が多いわけです。
あるいは、読み手の貴重な時間を奪っているか、ストレスをかけていると思われたほうが正しい接し方です。
ビジネスは文章は「結論ファースト」から伝えるのが主流です。
ビジネスシーンでは「結論ファーストの伝え方は大歓迎」のコツに気ずかれるかどうかで、あなたの文章の評価はガラッと変わります。
文章の改善及び向上には、アウトプット(Output)を前提にした練習が欠かせません。
至(いた)ってシンプルなパラグラフライティングの型で文章を書く練習をされるのが効果的です。
まず 1括(ひとくく)りの「話題文(パラグラフ)」の短文から、文章の書き方を少しずつ学び 、身に付けていかれたらいかがでしょうか。
なぜなら、実際にお手本の文章を真似(まね)ながら文章を書き出し、投稿の(アウトプット)練習をされると、パラグラフライティングの書き方が簡単に身につくからです。
2.パラグラフライテイングは「要約」、「理由」、「証拠」の３要素で論理的に結ばれています
パラグラフライティング法は「一括(ひとくく)りの共通の話題文」をパラグラフといいます。
パラグラフの先頭の行に一番伝えたい大事な「要約」文を書く文章の型です。
なぜなら、各パラグラフの先頭のトピック(「要約」)の行だけ読めば、文書全体の要約が理解できるルールになっているからです。
論文ではパラゲラフライテイングは常識です。
読み手は各段落先頭文で判断します。
英語圏でも常識です。
ビジネスシーンでも主流の、文章でのコミュニケーション方法です。
先頭の行(トピックセンテンス)から次の行は、必要に応じて「解説」、「理由」、「証拠」などの文章でトピックセンテンスを補強する文章を加えます。
トピックの内容が変われば、
パラグラフも別の話題文にします。
「1 トピック1パラグラフ」のルールになります。
1括(ひとくく)りの話題文(パラグラフセンテンス)をワンパラグラフといいます。
１括（ひとくく）りの話題文(パラグラフセンテンス)には、共通の話題しか入れません。
共通の話題を、纏(まと)める文章が要約文になります。
要約文はトピックセンテンスといいます。
トピックセンテンスは話題文の先頭文に必ず据(す)えられます。
１括(ひとくくりり)の話題文であります、「1(ワン)パラグラフ
には1(ワン)トピック」の明確なルール(書き方)になっています。
3.論理的に書く為の、パラグラフライテイングのルールを5つ押さえましよう。ひな型にもなります。
(1)各パラグラフ(話題文)の要約はひとつです。
先頭文でトピックセンテンス(要約)を書きます。
(2)文章全体の要約文は、各パラグラフの先頭文のトピックセンテンスを繋げば完成します。
(3)先頭文だけであらすじを成立させるパラグラフ(話題文)を構成させます。
各パラグラフ(話題文)の先頭文は前後のパラグラフ(話題文)の先頭文の文脈と、アウトラインにより繋(つな)がらせます。
(4)先頭文を補強する文（「理由」「解説」「証拠」）だけをそのパラグラフ(話題文)内に書きましょう。
(5)接続詞は安易に使わないようにしましょう
「したがって」「よって」
「ゆえに」
「 すると」「ために」
「というのも」「なぜなら」
は極力使用しないようにしましょう。
不要の理由は、各話題文(パラグラフ)の先頭のトピック(要約)が、論理的に分かりやすく繋(つな)がっているからです。
余計な接続詞はかえって、文脈に支障をきたし、読みづらくするおそれがあります。
接続詞は慎重に、取り扱われた方がスッキリとした文脈になるはずです。
4.論理的に筋道の通ったパラグラフライティングはアウトラインが命です。
アウトラインは文章の骨組み となるものです。
文章を構成する為の文章の設計図、ないしは筋書(すじがき)とご理解ください。
事前に各話題文(パラグラフ)の役割を決めていきます。
アウトラインなしで、いきなり書き始めると、途中で支離滅裂(しりめつれつ)の文章になり、論理が破綻してしまいがちです。
アウトラインを作ることで、 文章の流れや 論理性を確認したり、不要な内容や 重複した内容を削除したりすることができます。
アウトラインを作るための8つのSTEP（ステップ）です。
STEP1：テーマを明確にする
STEP2：テーマに関連する話題やアイディア、証拠、データーなどを事前に書き出す
STEP3：話題やアイデアを整理する。
STEP4：トピック（要約）を書き出していく。
STEP5：重要度や関連性に応じて 順序付けをする
STEP6：.話題やアイデアを パラグラフ(一括りの話題文)に分ける
STEP7：.各パラグラフ(話題文)のトピックセンテンス(要約文)を作る
STEP8：文章をいきなり書かないで、各(話題文)のトピックを繋げてみて、テーマに沿って、論理的に繋（つな）がっているかを必ず確認する。
アウトラインは、文章の骨組みです。
書き出す前に十分、各話題文の役割りと文脈を吟味(ぎんみ)します。
何故なら、このアウトラインの良し悪しで文章の出来不出来がきまるからです。
アウトラインの確認は、各パラグラフ(話題文)のトピックセンテンス(要約文)を繫げてみて、論理的に分かりやすい文章になっていればしっかりと組み立てられています。
それから文章を書き始て下さい。
5．パラグラフライティングが論理的な意味のおさらいです。
パラグラフライテイングの書き方は下記の通りです。
なぜ論理的に読み手に伝わるのかおさらいしましょう。
(1).テーマをキッチリと決める
(2). テーマに関連するアイデアを書き出す
(3). アイデアをテーマに沿って整理する
(4) 整理されたアイデアを各パラグラフ(話題文)にまとめる
(5). 「1パラグラフ1トピックセンテンス」の原則で、各パラグラフ(話題文)の先頭行にトピックセンテンス（要約文)を書く
(6). 各パラグラフ(話題文)に必要な補強文(理由、解説、証拠)を書き加える。
(7)各パラグラフ(話題文)をアウトラインに沿って、論理的に繋いでいく。
論理的とは「トピック」（要約）と「理由」が矛盾なくキッチリと繋がっていることです。
または、「証拠」がしっかりと正確にトピック（要約）を支えていることです。
トピック（要約）と「理由」と「証拠」の３つの要素が正確に矛盾なく結び付いているときに論理的と言えます。
パラグライテイングは３つの要素が合理的に機能している為、論理的にわかりやすく、正確に情報を伝えられるロジカルライテイングの文章の型1つです
1.結論ファーストの論理的な文章が書けます
2.わかりやすい文章が書けます
3.特に、ビジネスシーンに有効な文章力が付きます
ログイン - ビジネスでは主流ロジカルライテイングでわかりやすく伝える文章の書き方
6.読みやすい文章にする為に、読者ファーストの観点からパラグラフライティングの型と文脈を考え、推敲(すいこう)します。
パラグラフライティングは、読者さんに絶対に伝えたい、大事なこと（要約）を先頭の行にもってきます。
読みやすい文章にするためには、第三者の批評をえるか、推敲（すいこう）をします
推敲(すいこう)とは
・誤字脱字がないか
・トピック(要約)の抜け落ちがないか
・同じ内容を何度も書いていないか
・「1文一義(いちぶんいちぎ)」の原則どうりに、1つの文章は1つの意味に留めている
かなど、読み手を不愉快にさせないための、事前の心配りです。
各パラグラフ(話題文)の要約文が、先頭文を読むだけでキッチリと繋がっていることが大切です。
あとの「理由」、「解説」、「証拠」の補強文は書き手の判断に委ねられています。
論理で、徹頭徹尾、最後まで読者さんを引き付ける、研究論文やレポートなどはパラグラフライティングには向いています。
加えて、パラグラフライティングは、比較的自由度の高い感情表現をしながら、読み手の共感を得ることもできるライテングスキルです。
なぜなら、PREP法やSDS法と違って「1(ワン)トピック1(ワン)パラグラフ」の原則だけだからです。
例えばPREP法は「結論」「理由」「証拠」「結論」の型に文章を必ずあてはめるルールです。
１段落を「結論」で必ず切ってしまうルールです。
次の段落と結び付けた、長文などには、流れるような文脈づくりに苦労します。
一方パラグラフライテイングは、「１トピック１パラグラフのルール」の中で「理由」や「証拠」を入れるのは書き手の判断です。
無理に各段落を結論で締めくくるルールは有りません。
最終で「結論」を書いてもつうじます。
この特徴を生かして各段落のアウトラインをきっちりときめておけば、文脈どうりに、各段落を繋ぎやすくなります。
特に長文など文脈を大切にしたい場合には、文章を自然に流(なが)していきやすくなります。
比較的、ロジカルライテイングのなかでも自由度の高い書き方になります。
硬・軟両用に使えるパラグラフライティングを身に付けられば、書けるジャンルが広がり、あなたの文章力が劇的に変わります。
7.アウトラインの活用で、論文などの長文の書き方が向上します
長文でもノーストレスで分かりやすく文章をつたえるコツが分かります。
ステップを踏んでアウトライン（文章の骨組みとご理解下さい）の組み立て方がわかります
簡単な例文や練習を通じて、パラグラフライテイングの書き方のコツがわかります。
ログイン - パラグラフライテイングは、アウトラインの活用で小論文などの書き方向上します向上します
まとめ
パラグラフライティングで文章の書き方を練習されると、あなたの文章力は簡単に劇的にアップします。
パラグラフライティングの型は「冒頭一文に全てをかける」とシンプルに覚えておいてください。
文章力はOutputを前提にした練習の成果です。
至(いた)ってシンプルなパラグラフライティングの型で、
「1段落の短文」から、文章をアウトプットする練習をされ、文章の書き方を少しずつ身に付けていきましょう。
なぜなら、パラゲラフライテイングはブログやツイッターなどの、日常の、「文章によるコミュケーション」の応用範囲が広いからです。
身近なとことから文章を書き出し、世に問う(アウトプット)練習方法が効果的です。
これでないとダメというわけではありません。
どの方法を取られてもパラグラフライティングの書き方は向上していきます。
さらに、アウトラインに沿ったパラグラフ(話題文)の繋(つな)ぎ方のコツが掴(つか)めてくると、読みやすく、わかりやすいブログや論文などの長文でもノーストレスで書けるようになります。
文章によるコミュケーション力が上ります。
文章が上手(じようず)と生涯褒(ほ)められ、ビジネスシーンは勿論(もちろん)、日常生活そのものが、みずみずしいものになっていきます。
最後に自己紹介させて下さい
皆様の「ブログ」から、綺麗に分かりやすく伝えられる「ライティング」のスキルを独学中です。
私のブログの特徴は学んだスキルの練習と実践(ブログへの投稿)にあります。
解説書では有りません。
「ブログ」を通じて、「ライティング」の練習と実践で得た、「気ずき」や「改善点」を活かした文章の発信力のスキルアップが目標です。
25年間の営業経験を活かし、「ブログ」の質の向上をめざすあなたと、ビジネスシーンなどに役だつ「スキル」をシエアーしたくこのブログを運営しています。
どうぞ、あなたのお力をおかし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
