エモーショナルライティング ストーリーテリング
20230910更新しました。
今回の記事は、人を育(はぐく)んで、育(そだて)る心得について風姿花伝から学んだ私見です。
親の義務として、育(そだて)てましたが
果たして、育(はぐく)めたか
甚だ疑問符がつきます
私はあきまへんでした。
お恥ずかしいかぎりです。
なぜなら、ついつい先走って「上から目線」になってしまうからです。
そのほうがてっとり早く、結論や近道を
感情的に選んでしまいがです。
ただ、幸運なことに、人を預かる立場の
大切な心得に気づかされました。
何度も噛み締め、多少は気が長くなってきては、きています。
ちょっと横道ですが、
「指導者の資質」について神戸新聞からの抜粋記事がありますのでご案内させていただきます。
神戸ファストジャイロ女子ラグビーチーム
スーパーバイザー
記虎敏和様、「北風」と「太陽」(神戸新聞)より抜粋させていただいています。
「愛ある厳しさで、叱咤激励をストレートに心深く伝えるのが真の指導者。
愛情と寛容の精神で、選手との信頼関係を築き選手のやる気を引き出す。
監督ファーストでは選手はついてこない。
選手優先の指導で愛情を持ち、選手のやる気を引き出すことが指導者の役割だから
例えば、イソップ物語の「北風と太陽」の
どちらが旅人の服を脱がせるかの競いあいでは、「北風」が吹けば吹くほど旅人はしっかりと衣服を押さえ屈み込む。
一方「太陽」は、暖かく照らすことにより旅人は服を脱いでのびのびと歩き出した。
選手に、厳罰であたるより、寛容の精神で
太陽のように暖かく照らすことで選手の
やる気を引き出し「夢と希望」を持たせることが優れた指導者の選手への接し方」と説いてくれています。
本記事のテーマ「 育(はぐく)む」に戻ります
立ち姿だけでも美しい。
能の修業は厳しいものなのでしょう
でも、「風姿花伝」には厳しさの中にも、成長の節目に応じた合理的な育(はぐくみ) 方があります。
「風姿花伝」は私には指導というより、育(はぐく)むといった、ニュアンスで親しみを感じます。
相手に寄り添い、やる気や長所を引き出す
室町(1400年頃)の童(わらべ)の育(はぐく)み方
「風姿花伝」の原文です。
七歳
この芸において、おほかた七歳をもて
はじめとす
(中略)
心のままにさすべし
さのみに、よき、あしきとは教うべからず。
あまりにいたく諫むれば、童は気を失いて
能、ものくさくなりたちぬれば、やがて
能は止まるなり。
令和の私の孫の育(はぐく)み方
3 人の小さな孫を立派に育(そだて)るのは親の役目
3人の孫は親からの大切な預かりもの
じゃ、「じい〜じ」はなにをしたらええんやろか?
完全に負けてる。
育(はぐくみ)度で。「ば〜ば」 に
それなら、「じ〜じ」にできそうなことは学校外の大切なことが身につくような興味をひきだしてやることかな?
①冒険心
②コミュニケーション力
③神仏への感謝の気持ち
④科学への興味
⑤生物への興味
⑥雪遊び
⑦魚釣り
等々、
羅列していくとあれ〜たくさんあるじゃん、
しかも、結構、あちこち連れていってるで〜。
でも、孫は「.じ〜じ」より「ば〜ば」になつきます。
大負けしてます。
完璧に。
野球で言えばゴールドゲーム
ボクシングではドクターストップ
「ば〜ば」に負けてたまるかということで起死回生・逆転を狙って一工夫
宿題したんか?→ボ〜
お片付けは?→ボ〜
マインクラフト見過ぎ→ボ〜
とても、とても、一筋縄ではいかない孫あいて
方程式とおりには動きません。
じゃ、「じい〜じ」はこれ以上なにをしたらええんやろか?
何もする必要はないのかもしれません
「じ〜じ」 ファーストで「孫」 ファーストではなかったかも
反省。
ただ、できるだけニコニコ寄り添い、孫の興味をひきだす。
子供の化学反応を待てばよい
動きだすまで、じ〜と寄り添う
私は親ではなくただの「じ〜じ」に徹すること
待ってみること。寄り添い見守ること。
休日の一時の大切な預かりもの。
これ以上は「じ〜じ」の越権なのかもしれません。
育(そだて)るのは、親の仕事
「じ〜じ」は育(そだち)を見守り、育(はぐくむ)こと
できるだけ大きな翼のもとで、
「夢と希望」がやる気へと自然と育ってくれるのを
心の鍛錬不足
「じ〜じ」ファースト
張り切りすぎだったのかも。
いたらなさ、不完全を受けとめる。
子供はしっかりと「じ〜じ」の背中を見ている
それでいいのかもしれません。
今回も、「風姿花伝」に教えられました。
最後までお読みいただきありがとうございました。