AdbeFireFlyよりAI画像生成
20240111
更新済。
神戸から片道5時間かかります。
木曽馬に会いにいきました。
木曽駒は日本古来の農耕馬です。
短足、寸胴、モジャモジャのタテガミ、垂れ下がったお腹、毛艶もマッドでピカット光ってはいません。
ビジュアル的にはさえない農耕馬です。
退院後、一息ついた昨年の早春。
何故か、「もう最後かな」という感覚で、木曽駒をメインの目的で車を走らせました。
私の馬のイメージは2つあります。
①豪雪地帯の冬。
2階から出入りを余儀なくされた亡き母の実家の思い出。
1つ屋根の下で
家では農耕馬を飼っていた。
雪にとざされながら、人が馬とともに暮らしていた。
でも、決して馬の後ろには行くな。
蹴られてしまうから。
足を踏まれただけでも痛かった。
②神社の絵馬に描かれた、筋骨隆々で躍動感溢れる馬の姿
いつの間にか、私には馬とは人と共に暮らし頼もしいけれど、気をつけるものだというイメージが出来上りました。
開田高原に純粋の木曽駒が放牧されているのをNHKで偶然知りました。
今も尊い命が眠る御嶽山の麓に、木曽駒の純粋馬が放牧されています。
早春はスニーカーより長靴が重宝します。
車の後輪が空回りし、見知らぬ人から押してもらいやっと脱出できたこともありました。
牧場に華やかさは有りません。音もありません。
柵も馬用です。
その気になれば人は簡単に入れます。
アレはダメ、コレもダメといった細かい注意書きもありません。
折角会いに行っても木曽駒は近寄ってもくれません。
頭ナデナデとすり寄ってくれると期待したのですがやはり今回もダメでした。
遠巻きにどの馬のグループからも警戒されているようです。
私も、そっと見守るだけでカメラも向けません。
たまに聞こえるのは、ブルブルと口を震わすしぐさと軽やかなヒズメの音
子供の頃の母は、飼葉桶をモタされこんな大きな馬の世話をしたのだろうか
「後ろにまわりなや、油断したら蹴られるで、噛まれるで、踏まれると痛いで」という子供の頃に聞かされた母の馬への付き合い方。
馬はペットではなかった。
長い間、人間の良きパートナーだった。
かわいいけど、お互いに距離を置く。
ベタベタしない
1人にしてやる
赤ちゃんでさえも、真夜中に自分で生みおとし舐めている。
愛情よりも友情に近い。
相手の誇りを尊重する。
ムチでたたくなんてもってのほか。
お馬さんも、人と共に一生懸命働くかわりに、ご飯をもらう
堂々とした存在。
木曽駒の純血種はゼロです。
絶滅種の危機が現実化しています。
それも、人間が原因で。
かっては自由に野山を駆け回り、草をはみ自分の力で子孫を残してきた野の馬を、人間の勝手な都合で、綱を首にかけ柵でかこう。
亡き母の生活と共にあった農耕馬はその役目を終わりました。「も〜いらない」
お馬さんにすれば、いまさらいうなよでしょうね
いつの間にか、飼いならされ野性を削がれ、自分の力では生きていけなくされてしまった。
自然消滅ではなく人為的消滅。
しかし、開田高原では、関係者の温かい愛情と木曽駒への熱い思いのおかげで、純粋の木曽駒の子馬がお母さんの後について駆け回っています。
私は、ワザワザ会いに来た意味に気ずきました。
母の思い出に会いにきたのでした。
最後に自己紹介させてください。
nao15-0ともうします。
法人相手の営業を25年経験しました。
営業から学んだ事は、情報を物に変えれ、物をお金に変えれるということでした。
情報の宝庫のブログで私の思いをやさしく綺麗に伝えられるライティングスキルを独学中です。
私のブログの特徴は学んだスキルの実践・練習です。
とにかく書いて世に問う。
私同様、ブログの質の向上を目ざすあなたと試行錯誤しながらつくりあげていくブログです。
どうぞあなたのお力を私におかしください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。